暑さを吹き飛ばせ!介護医療現場の恐怖体験談・・・パート③
こんにちは!お待たせしました前回に続き、お待ちかねのパート③!!
皆さん段々と涼しくなってきましたか?タイトルの変化を気づいた方、探偵の素質があるかもしれません!
最後は色々経験した中で一番印象に残る恐怖体験です。
※閲覧注意!!この先の閲覧は自己責任!!
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最終話『呼んでる・・・』
この話はある施設での夜勤の時のお話しです。
その日の夜勤は落ち着いた雰囲気で、もう一人のスタッフと何事もなく交代で休憩を入ろうとしていた時です。
下の階の利用者さんの部屋からコールがあり、「来てほしい・・・」と。
私が先に休憩に入る予定だったので、対応してからそのまま休憩に入る事をスタッフに伝え、下の階におりていきました。
利用者さんの部屋に到着しノックしてドアを開けると「来てくれたの?怖い夢みちゃって電気つけて」とベッドから声がしました。
すぐに休憩に入るつもりの為、部屋のドアを開けたまま電気をつけ声掛けしながら近づくと。
唐突に「さっきから息子が早く来いって呼んでるの・・・」と、ある場所を見つめて言うのです。
視線の先にはタンスの上に置いてある遺影。
ゾクゾクッ…私は寒気がしたと同時にある話を思い出したのです。
それは他のスタッフが、下の階に霊感のある利用者さんがおり、たまにお経を唱えたりしていると・・・。
早くその場を離れたいと思いました。何とか声掛けをし部屋を出ようとしましたが、
「怖いから行かないで」と何度も言うのです。ほっとくこともできず、休憩時間な事もあり、
仕方なく部屋の椅子に座ると安心したように話始めるのです遺影の横の空間をみながら・・・
「息子がね、早く来いって・・・今もそこにほら・・・いるでしょ手招きしているのよ」
何度も何度も話の話題を変えようとしても、結局はそのはなしに戻るのです。
もう嫌だ、怖すぎる、否定しても「ほらそこに」と見えない何かを指さします。
部屋を出ようと決心し、入口の方を見た瞬間でした…
ピ―――――――――――――
耳鳴りが突然なりだし、鳥肌が立ちました。
そして何もないはずなのにドアの入り口の廊下から目が離せないのです。
何かいる…何もいないはずなのに…今にもそこから入り口のドアの陰から何かが来る気がして、、、
動きたいけど、動けない。
「ねーそろそろ落ち着いたわ、ありがとう」と言われ同時に体が少し動いたのです。
気が付けばそろそろ休憩時間も終わる頃でした、それを言い訳に部屋を出ようとすると、
「わざわざありがとうね、すぐそこだけど」と部屋の入口までお見送りをしてくれたので、
挨拶して出ようと思った時でした・・・あれ?おかしい?様子が?
ばたっ…
顔面蒼白になり急に利用者さんが倒れたのです。
やばい、意識ない、お迎えが来た、さっきのガチのやつじゃんと思い恐怖の中、
「死なないでください」とほほを叩いていると何とか意識を取り戻したのです。
もう一人のスタッフに連絡し、看護師を呼んでもらい、来るまでの間、恐怖と闘いながら何とか看護師が到着し、いろいろ処置をしてもらい漸く落ち着いた後、看護師に事情を説明。
話を聞いた看護師からは「それは慌てるね、〇〇さん最近様子がおかしかったんだよね、気にしない様に」と。
それから数日後、その利用者さんは原因は不明ですが体調を崩し入院となり施設に戻ってくる事はありませんでした。 終。
お疲れさまでした。最後まで『呼んで…』くださりありがとうございます。
次回はいつ更新するでしょう、ではまた( *´艸`)